推しが引退したらしい。

(注1)この文章は3/4 4:00頃から書き綴った文章をほぼそのまま掲載しています。投稿時と時間関係のズレがあることをご理解ください。
(注2)投稿タイミングの関係上タイトルが変わりました。(する→した)
(注3)VTuberというコンテンツへのメタが微妙にあるので微妙に注意してください。なるべく柔らかい表現で書いてはいます。


VTuber史上最大の引退劇。


およそ4時間前、月額メンバーシップ会員に向けて一つの発表がされた。

来週、配信活動2周年を以ての引退発表。

発表は突然だった。

23時過ぎに始まったメンバー限定配信(以下メン限とする)は冒頭にあった「後半に発表がある」という告知を除いて、普段どおり進んだ。ウマ娘の話とひろゆき西村博之氏)の話をしていたことは記憶にある。彼女の普段と変わらない、他愛のない話で進むメン限だった。
そして約1時間の雑談の後、発表に移る。
慣れたリスナーは冷やかしの如く言う。「お?引退か?」
彼女はこのような旨の発言をした。「来週の2周年を以て、にじさんじを引退する。」
正確な文は覚えていない。出来ればここは本人の言った言葉を一言違わず書き記すべきなのだが、自分にはそのメン限を聞き直す勇気がなかった。ここは是非小心者である私を責めてほしい。

そして、その言葉を今も受け入れられていない。本人の性格諸々を考えると、これらが全部大規模なドッキリなのではないかという気持ちがまだ心の中に在る。在るどころか、大半を占めている。


思えば引退への布石は至る所に散りばめられていた。
まず挙がるのはおよそ1年前の長期配信休止。毎日配信、人気絶頂の頃であり非常に驚いたと同時に、初めて推しの「引退」という二文字が脳を過った出来事だった。後に話を聞く限りこの休止は自己都合ではなく外的要因があったと推測できるが、詳しい言及はなく真相は闇の中である。
そして、彼女の十八番であるデレステガチャ配信で本人は1か月半に渡る不定期配信の状態からの完全復活を宣言した。この時私から「引退」の二文字は消えていった。
が、ここを境に彼女の配信は明らかにメン限に比重が行き始める。配信で行っていたことは徐々に動画へとシフトしていく。彼女が新たにハマったゲーム「ディズニー ツイステッドワンダーランド(ツイステ)」のガチャ動画は100万再生を超えるヒット作となり、この動画の前後で視聴者の男女比が変わったという話もあるほど。彼女もメン限にて「この方針に現状は満足している」という旨の発言をしている。
つまり、このあたりから全世界に向けた通常の配信に息苦しさを感じていたことを感じ取るのは容易かったということだ。

が、来る12/24、クリスマスイブ。私が起床すると彼女は突然「リングフィットアドベンチャー」の配信を開始し、既に終了していた。このあたりから彼女は人が変わったように、1年以上前のようにほぼ毎日配信をするようになった。

明らかな違和感を感じた。それでも私は、彼女が心変わりし配信者としてのメンタルを取り戻したのだと、結果としては「合理化」していた。このような結末がすぐそこにあるとはつゆ知らず。

今日のメン限のタイトルにも嫌な予感を感じていた。「お話」。短期的未来においていい話ではないということは経験上すぐ分かった。
が、不覚にも私はまだ「推しの引退」を体感したことはなかった。このような結末が待っていることは1時間前でも、なんなら1秒前にも予測できなかったのだ。

そして数時間経った今でも受け入れることは出来ていない。このような布石がたくさんあるにも関わらず、私はまだこの一連の話は全てドッキリだと思っている。ホギホギSSOという彼女のレギュラー番組が3/8で最終回という、確定された明らかな布石を持ってしてもこの思いは覆らない。


はあ、昨日のこの時間は別事務所の人のウマ娘の配信を見て楽しんでたなあ。その人はこないだの彼女の新衣装配信を見てこんなことを言っていたなあ。

もちろんこのような結末が故、叶わない話になるということは知る由もなかっただろう。



自分が彼女を知ったのは19年の8月頃。にじさんじを知ったのも同時期である。
19年8月というのは、当時にじさんじ内でも強い人気を博していたライバー、久遠千歳の引退した月である。
当時はにじさんじを知って日が浅く、正直この引退に対して強い思いを抱くことはなかった。(無論、にじさんじを知るにつれ久遠千歳の偉大さには気づくことになるのだが。)
だが、自分の知り合いにもショックを受けている人はいた。

そのショックを今、自分が食らう日が近づいている。
まだ実感は湧かない。
それでも、引退という事実が決行される前に、私は彼女に伝えなければならない。

私は認知されたくない意識が強く、配信でコメントをすることはほとんどない。それ故この文章が彼女に届くとは到底思っていない。
それでも彼女がインターネット上で一度"死ぬ"、その前にこのインターネット上に「感謝」の気持ちを記しておこうと思う。


御伽原江良、私を楽しませてくれて本当にありがとう。


ありえない話だと思うが、「御伽原江良」が"死んだ"後にでも、もし「彼女」にこの文章が届いたらそれは本望である。

今の自分は無力だから、推しに対してこれくらいしかできない。無念。



はぁーあ。推しがいなくなった後どう生きていこうかな。なんとか遺してた一部のアーカイブを切り抜いて、御伽原江良の伝説を後世に残す人にでもなろうかな。
いちからが許してくれたらやるかもしれません。やるときは一応許可取りに行きます。


そんなことを考えながら、どうしようもなく今を生きてこうかな、なんて思います。
ギバラ、2周年おめでとう。にじさんじ、3周年おめでとう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。